
商品撮影を行うときに必ず必要になってくるのが光(照明)です。小物や背景の色を商品に合わせてセッティングしたのに、なんだかイメージ通りの写真が撮れない・・・なんてことはありませんか?
光の種類や当てる方向によって、写真の印象は変わります。商品のイメージや魅力を伝えるためには、小物や色合いだけでなく、光の使い方も重要な要素の1つです。
照明や自然光を使用して撮影する際に適した光の種類や方向を知ることで、商品の魅力をぐっと高めることができます。今回はそんな撮影時の光の使い方について紹介します。
光の種類「硬い光」「柔らかい光」
光が「硬い」「柔らかい」とは?
光が「硬い」→影がしっかり出る・高コントラスト
光が「柔からい」→影が薄い・低コントラスト

実際に撮影した例がこちらです。

直射光(硬い光)だと影がハッキリとしていて、「夏の日差し」や「力強い」イメージになり、拡散光(柔らかい光)だと影のグラデーションができていて、「冬の日差し」や「優しいふんわりとした」イメージになります。
光の方向「順光」「サイド光」「逆光」
商品の正面から光を当てる「順光」、商品の横から光を当てる「サイド光」、商品の後ろから当てる「逆光」。その他にも、真上から光を当てる「トップライト」や、斜め45度の角度から光を当てる「半順光」・「半逆光」などがあります。

実際に撮影した例がこちらです。

「逆光」は商品の輪郭がハッキリと出ますし、「サイド光」だと立体感が出ます。
また、「順光」だと商品の色やディティールが出ます。
例えば食品の「シズル感」を出すのなら「逆光」や「半逆光」、商品自体をしっかりと見せたいのであれば「順光」など、イメージしている雰囲気や見せたい特徴によって光の方向を決めて撮影すると、写真を見る相手にしっかりとイメージを伝えることができます。
これらの光を組み合わせたりしながら、商品がより魅力的に映る方向や光の強さを決めていきます。
はじめは色々な光で撮影してみよう!
光の強さや方向によって、同じ被写体でも写真の印象がガラリと変わります。
撮影する商品のコンセプトやターゲッット、相手に伝えたい部分や季節感など、様々な要素を考え、光を意識して是非撮影してみて下さい。
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